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CFD投資戦略

ヘッジ戦略

ヘッジとは、リスクヘッジのことで、様々なありうるリスクを回避したり軽減するための施策と言えばいいだろうか。ヘッジファンドなどは元々このヘッジ手法を駆使して、リスクを軽減しながら収益をあげていました。
そのヘッジ戦略は様々で多岐にわたります。
株式をある程度保有している方で当面、売れない、又は売らない場合に今後株式が下落すると予想した際に同程度の先物や信用取引で売りポジションを持ち、下落分(保有する株式の損失分)をそのポジションから得る方法、または、損切りができない場合に一時的に両建て、あるいは多めに逆ポジションを持つという方法もヘッジといえます。


当の本人も2004年ごろ原油が40ドルの時から下がると予想し、売りポジションを持ったことがあります。
ご存知の通り、2008年7月に147ドルまで上昇したわけですが、そんな状況下で、最終的に無事に乗り越えられたのもしっかりとヘッジを理解し、要所で利用したからに他なりません。
しかし、残念なことにCMC MarketsのCFDでは、両建てができません。しかし、ヘッジする銘柄は様々、考えられます。
例えば、同じグループの銘柄、全日空と日航、原油とガソリン、ガソリンと灯油など他にもさまざま考えられます。
CMC Marketsには、VOL指数CFDという指数があります。
これは、VIX指数先物を基にしたCFDで、投資家の恐怖指数ともいわれます。
VIX指数は、S&P500指数のオプション価格を元に算出されています。オプション価格が上昇するとVIX値も高くなり、逆にオプション価格が低水準時にはVIX値は低くなります。一般的にオプション価格は市場上昇時に比べ、下降時により高値をつけやすい傾向にあります。よってVIX値は、投資家が市場に対し悲観的な見方をしている場合に、高くなるといえるでしょう。
下記のチャートをご覧ください。

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日経225先物とVIX指数のチャートの複合チャートです。
日経225先物の下落に合わせるかのようにVIX指数が上昇しているのがお分かりになるかと思います。
今までは、買いポジションに対して、売りポジションでのヘッジを紹介していましたが、こちらの場合は、ヘッジとして、VOL指数の買いポジションを持つということになります。


【ここでポイント】
ポジションを保有している中で予想に反する動きをした時に、すかさずヘッジができる様にするには、証拠金管理ができないといけません。
それは、預け入れた資金のうち、大半を証拠金として利用してしまっている場合は、ヘッジをしたくてもできません。相場が戻るか、損切りするかしかなくなってしまいます。
ヘッジは何も同数量である必要はなく、積極的に利益をとりにいくためにその時点の倍のポジションを持つことも考えられます。 よって、私のスタイル(あくまで私のやり方)は、通常のポジションは資金の1/5程度の証拠金を使います。
ヘッジするときは損失を持っている可能性があり、資金が目減りするので1/3ではないのです。いつでも倍の逆のポジションを持てる様に心がけています。
ただし、超短期勝負の際はその限りではありませんが、資金を全て証拠金に使用することはしません。


何も損切りができないから、ヘッジするということ以外にこういった例もあります。
中長期ポジションの一時的な下落を収益にする方法です。
仮に息の長い上昇相場を予想し、買いポジションを別の証券会社で持っていたとします。その銘柄の買いポジションを決済せずに一時的な下落分をCFDで取る手法が考えられるのではないでしょうか。
私の場合は、短中長期それぞれ有利なところでポジションを持ちます。あくまで長期の場合は金利などがかからない証券会社、短期の取引は、CFDといったかたち。ただし、CFDには長期が有利な銘柄もたくさんあります。例えば、Gold/AUDの売りポジションや株式、指数、セクターなどの売りポジションなど。


これらの様に同じ業種などの2種類の銘柄の値動き、価格のサヤをうまく取引いく手法がサヤ取りといい、次のパートでご説明いたします。






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